続いては、「全国中継!地元を騒がせた”あのニュース”は今」というコーナー。今回のテーマは、「高知 04年”負け組の星”「ハルウララ」は今?」。高知県の高知さんさんテレビの遠藤圭介さんが、生中継で登場して、競走馬のハルウララについて紹介した。2004年、「マツケンサンバ」「冬のソナタ」が大人気となった年、それらに負けず人々を熱くさせたのが、高知競馬のハルウララ。当時、ハルウララは88連敗していた。その為、「負け組の星」として大人気となり、取材が殺到した。2004年3月22日には、高知競馬場で武豊騎手がハルウララに騎乗した。武豊騎手が0勝の馬に乗るのは、異例だった。高知競馬場の入場者数は、平均2000人だが、武豊騎手がハルウララに乗った日は1万3000人だった。ハルウララの単勝分の売り上げは、1億2000万円以上だった。しかし結果は、11頭中10着だった。当時、小泉純一郎首相もハルウララを称賛した。ハルウララの生涯戦績は、113戦113敗で終わった。ハルウララの馬券は、「当たらない」ことから、「交通安全に御利益がある」とされた。ハルウララは現在、千葉県・御宿町の牧場「マーサファーム」で暮らしている。今年で29歳であり、人間なら90歳近い。「マーサファーム」の宮原優子代表が、ハルウララのオーナーと牧場の間の金銭トラブルについて説明した。その金銭トラブル等の影響で、ハルウララは栃木県、北海道等を転々としていた。その為、宮原代表が2014年に「春うららの会」を設立して、ハルウララに救いの手を差し伸べた。現在、コンピューターゲーム「ウマ娘」がきっかけで、若い世代にハルウララのファンが増えている。それについて宮原代表が、「若い世代にも知られるのはいい」等と話した。現在のハルウララの映像を、高知県競馬組合の吉田昌史さんに見て貰った。吉田さんがハルウララの姿を見るのは、21年ぶり。吉田さんが映像を見て、「元気そう」等と話した。当時、88億円の赤字だった高知競馬を救ったのがハルウララだった。吉田さんが当時の思い出を語った。吉田さんは当時、マスコミ40社にハルウララのニュースをリリースした。その結果、高知競馬の名が全国に轟いた。当時の新聞記事が、数多く紹介された。一方、現在、「ハルウララの再来」と呼ばれている競走馬がいる。それが、パドマーワト。パドマーワトは、ハルウララの113連敗に並んだ。