クリスマス休暇を日本で過ごそうという外国人旅行者が大勢訪れている。特に関心が高いのが食で、食をテーマにした新たな切り口の観光が各地で始まっている。東京・江東区の砂町銀座商店街は、地域の人達に親しまれている昔ながらの商店街。妻が日本人というイタリア人旅行者は、日本の友人に案内してもらって初めてこの商店街を訪れた。熱い視線を送っているのはおでんにとんかつやイカフライ。オーストラリアから来た旅行者は「日本の文化が本当に好きでずっとここに来たいと思っていた」と話す。東京・文京区のお店で外国人旅行者のお目当ては卵かけご飯。日本人にとってありふれた食が注目され始めている。
長野・茅野市にも今地域の食文化を求めて多くの外国人観光客が来ているという。この地域で5年前から行っているのが寒天・凍み豆腐のテーマのツアー。製造過程を見学したり宿泊し、郷土料理を楽しんだりする。外国人に人気で今年は270人ほどが参加したという。ハワイ在住のシェリー・イノカさんは、茅野には4月と10月、2回行ったといい、数日間滞在しいろいろなことを体験したと話す。ツアーの一部を体験させてもらった。木で作られた大釜のふるさに外国人旅行者の多くが驚くと良い、茅野文法さんは80年使い続けている、一度も壊れていないという。この地域では寒く乾燥した気候を利用して江戸時代から寒天作りが行われてきた。おもてなしや祝いの席の料理として欠かせない料理だという。ツアーでは見学や体験をするだけでなく、食文化を通じ地域の歴史や暮らしを知ってもらうことをガストロノミーツーリズムと呼び、各地で広がり始めている。寒天作りの過程や歴史を学んだ後は、地元の人と郷土料理作り。郷土料理を教える清水壽美子さんは、なぜここで凍みの文化が発達したか、冬が長くて作物を作る時期が5月末くらいじゃないとできない、いわゆる保存食の発展だと説明した。ツアーに参加したスイスの旅行者からクリスマスカードが届いていた。シェリー・イノカさんも「伝統を大切にしながら新しいものを取り入れ素晴らしいと思った」などと振り返った。豆腐工房の小林哲郎さんは、今までこの文化を作ってくれた先人の知恵、そういったものを見直すキッカケにもなる、などと語っていた。
長野・茅野市にも今地域の食文化を求めて多くの外国人観光客が来ているという。この地域で5年前から行っているのが寒天・凍み豆腐のテーマのツアー。製造過程を見学したり宿泊し、郷土料理を楽しんだりする。外国人に人気で今年は270人ほどが参加したという。ハワイ在住のシェリー・イノカさんは、茅野には4月と10月、2回行ったといい、数日間滞在しいろいろなことを体験したと話す。ツアーの一部を体験させてもらった。木で作られた大釜のふるさに外国人旅行者の多くが驚くと良い、茅野文法さんは80年使い続けている、一度も壊れていないという。この地域では寒く乾燥した気候を利用して江戸時代から寒天作りが行われてきた。おもてなしや祝いの席の料理として欠かせない料理だという。ツアーでは見学や体験をするだけでなく、食文化を通じ地域の歴史や暮らしを知ってもらうことをガストロノミーツーリズムと呼び、各地で広がり始めている。寒天作りの過程や歴史を学んだ後は、地元の人と郷土料理作り。郷土料理を教える清水壽美子さんは、なぜここで凍みの文化が発達したか、冬が長くて作物を作る時期が5月末くらいじゃないとできない、いわゆる保存食の発展だと説明した。ツアーに参加したスイスの旅行者からクリスマスカードが届いていた。シェリー・イノカさんも「伝統を大切にしながら新しいものを取り入れ素晴らしいと思った」などと振り返った。豆腐工房の小林哲郎さんは、今までこの文化を作ってくれた先人の知恵、そういったものを見直すキッカケにもなる、などと語っていた。