トランプ大統領は「ハーバードの問題は31%が外国人だということだ」などと述べ、ハーバード大学の留学生が多すぎると批判した。留学生に問題がないか調べるため、出身国や名前のリストを提出するよう求めた。ハーバード大学をめぐり、先週、反ユダヤ主義などを理由に留学生の受け入れ資格停止を発表したトランプ政権。その後、大学側は憲法違反だとして提訴し、連邦地裁が措置の一時差し止めを決定している。香港当局の教育局長は23日、「世界中の優秀な学生が香港で学ぶことを歓迎する」とSNSに投稿。名門の香港の大学ではすでに、ハーバード大学の留学生を無条件で受け入れ、入学やビザ手続きなどの支援を表明している。日本の大学でも留学生に手を差し伸べる動きが出てきている。東京大学の林理事・副学長は「研究はユニバーサルで国境を越えるものだし国境を越えるべきもの」と指摘した。