セブン-イレブン・ジャパンが新戦略。コンビニエンスストア大手のセブンイレブンは、「うれしい値!宣言」として従来よりも手ごろな価格帯の商品を拡大する方針を新たに発表した。値ごろ感のある商品を今月末までに、270商品に拡大する。これまでは、おにぎりなど一部の商品を「うれしい値」と銘打って従来の価格より引き下げて販売してきたが、弁当や飲料、日用品など、対象商品を大幅に拡大する。これまで品質の高いプライベートブランド「セブンプレミアム」など、高付加価値な商品を強化してきたが、値ごろ感のある商品を拡充することで、割高なイメージを払拭したい狙い。さらにきょうからレジカウンター横で、ドーナツを販売する。提供するドーナツは3種類。首都圏の店舗5000店で、店内で揚げたてのドーナツの販売を開始した。過去にも店内でドーナツを販売していたが、2017年に一度撤退。当時は工場で揚げたものを販売していたが、今回はレジ横で人気商品となった、店内調理のカレーパンのインフラを活用。出来立てを提供することで差別化を図り、ドーナツ販売に再挑戦するとしている。さらに、先月には、一部の店舗でピザなどの宅配サービスを開始(7NOW)。注文から最短20分で、出来立てを配送可能。多様化する新たなサービス。狙うのは、新たな客の獲得。