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「バター」 のテレビ露出情報

プリッツ発売の4年後、ポッキーが誕生。社内では、今後10年間売れ続けて、会社の新たな看板になる商品を開発するよう号令が出されていた。当時、チョコレートと言えば板チョコで、海外では、ビスケットと合わせたチョコレート菓子もあったが、日本では馴染みのないものだった。プリッツにチョコをかけた試作品から、世界初のスティック状チョコレート菓子「ポッキー」が誕生。全国販売が始まるとすぐ大ヒットし、目標の3倍以上を売り上げ、プリッツの売り上げを抜いた。埼玉県・北本工場で、プリッツ〈旨サラダ〉と10年ぶりにリニューアルしたポッキーの作り方を紹介。スティックの原料はいずれも小麦粉が中心。プリッツは、野菜の旨みを引き立たせるため、10種の野菜のブイヨンなどを使用している。ポッキーは、複数の砂糖を組み合わせて、コク深い甘さを表現している。生地を厚さ5ミリに伸ばし、特殊なカッターで切れ目を入れると、細長い生地になる。全長25メートルのオーブンで焼く。プリッツはサクッとした食感にこだわり、最初は高温で過熱し、徐々に温度を低下させる。ポッキーは焼く前に、専用の液体に浸からせ、一気に焼くことで、硬めのポキっと食感に仕上げている。焼く前の生地にはわずかな切れ目が入れられていて、焼き上がると、ベルトコンベアのスピードが速くなったところで、切れ目が引っ張られきれいに切り離される。スティックの模様は、焼くときに使用している網の模様だという。パッケージでは、チョコレートがメインのポッキーは焼き目を後ろにして見えないようにしていて、プリッツは、香ばしい美味しさを想起させるために焼き目を表面にしているという。プリッツは最後に、微粒子パウダーという調味料をかけて味付けをする。ポッキーのチョコレートは、30種類以上から厳選したカカオ豆を使用。複数をブレンドし、奥深いチョコレートを実現している。焙煎したカカオ豆をすりつぶし、カカオマスを抽出。そこに砂糖やココアバターを加えて練り、粘土状にする。なめらかな触感にするため、細かい粉末にする。油などを加え、加熱しながらかき混ぜる。ことしのリニューアルでは、カカオマスをもう一度加え、従来より香り高いチョコレートにしている。ポッキーに対抗すべく、プリッツは新フレーバーを開発。1969年にサラダプリッツ、1973年にプリッツ〈ロースト〉が発売された。今もプリッツブランドを支えるバター・サラダ・ローストの3本柱が完成。1976年、「ポッキー・オン・ザ・ロック」の広告キャンペーンがスタート。氷の入ったグラスにポッキーを入れたり、お酒のマドラー代わりに使ったりすることを提案。大人からも人気を集め、売り上げをアップさせた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年9月27日放送 18:51 - 20:54 TBS
ジョブチューン我が社の看板商品はどっちだ!?大ヒット商品の知られざるライバルストーリーSP
「プリッツ」はピーナッツやおかき類ではない新しいおつまみを作るべく開発が始まり、ドイツで人気のプレッツェルを参考に1962年に誕生したという。ただ当時のグリコは子ども向けのお菓子の販路に強みを持っており、おつまみのプリッツは子どもに不評で売れなかった。そこで翌年に甘い味のバタープリッツを発売。これが起死回生の大ヒットとなった。ただ1960年代のグリコは設備投[…続きを読む]

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