日本時間きのう午後5時ごろ、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂。枢機卿らが集まって次のローマ教皇を選ぶ前の特別なミサが行われた。133人の枢機卿の中から世界14億人のカトリック教徒の頂点に立つローマ教皇が決まる選挙「コンクラーベ」。携帯電話は募集、電波も遮断され、密室のシスティーナ礼拝堂を舞台に行われる。投票は1日最大4回行われ、投票票数の3分の2を獲得する人が現れるまで何度も繰り返される。街は盛り上がりを見せる中、取材中に出会った男性は現役の枢機卿。日本時間きのう午後11時半から最初の投票が行われた。新教皇が選出されれば白い煙、決まらなかった場合は黒い煙を礼拝堂の煙突から上げて外に知らせる。ロイター通信によると、枢機卿の出身国は過去最多の70カ国で本命は不在と報じている。アジアやアフリカ出身者から初の教皇が選ばれるかも注目されている。武田は「世界で人々の分断が課題になっているが、キリスト教徒以外にも大きな影響を与える新教皇がどういう人になるか注目を集めている」等とコメント。