宮崎県都城市の熱帯果樹園「上田熱帯果樹研究所」では、ビニールハウスでバナナが育てられていた。この時期の夜の気温は例年1桁台で、バナナは寒さに弱いため15℃以下にならないよう暖房機で温めていたというが、今年は夜の気温が高く、今月は暖房を未使用。さらに予想していなかった出来事が起きたという。実は、ビニールハウスの風よけとして外に植えていたバナナの木に実がなっていた。上田熱帯果樹研究所・上田純市さんは「(11月にバナナができることって)今まではないですね。今年みたいに4,5か所でバナナが塊になるのは初めてですね」と話し、今月に入っても最低気温が15℃を切ることが少なく、育つ環境が整っていたからではないかという。異例の暖かさが続いている日本列島。しかし、きょうから東京都心の気温は急降下。あす、あさっては師走のような寒さになる予想。