米国・バイデン大統領が大統領選撤退表明。慶應義塾大学・渡辺靖教授は「陣営内では、激戦州での情勢が芳しくないこと、選挙献金の額が急速に減っていること、このままでは大統領選のみならず、議会選や地方選にも影響を与えかねないという懸念が出ていたので厳しい現実をバイデン大統領が最後、認識したのかなと思った」とスタジオコメント。米国・バイデン大統領が大統領選撤退表明。後継者にハリス副大統領が有力視されている。候補者選びの手続きについて米国メディアは、来月の全国党大会での代議員の投票に委ねられる可能性があると伝えている。今回は9割以上がバイデン氏に投票するはずだったが、撤退したので、代議員みずからの判断で、誰に投票するか決めることになるという。民主党内では、ハリス氏を支持する動きが広がっている。一方で、オバマ元大統領などはハリス氏を支持するか明らかにしていない。ハリス氏が最有力候補であることは間違いないが、党内では速やかな一本化を目指す動きが進む一方で、透明性や公平性に欠けるという批判を警戒する意見もあると見られ、いつ、どのように後継候補が決まるか、現時点ではまだ見通せない。現在バイデン大統領の後継者にハリス副大統領が有力視されている。慶應義塾大学・渡辺靖教授は「今週中に有力な対抗馬が名乗りを上げなければ、事実上、一本化されていくのではないか。史上初の女性大統領への期待もあるしハリス氏は人工妊娠中絶の権利擁護に取り組んできたので、女性票、若者票の拡大も望める。黒人票などマイノリティー票の掘り起こしにも期待ができる」「今、民主党に一番欠けてるのは党内の熱気、熱量。そこを取り戻していけるかがポイントになる」とスタジオコメント。