蜂蜜を原料とした酒「ミード」が注目され始めている。滋賀・野洲市にある「アンテロープ」はそんなミードを造っている会社。社長の谷澤優気さんは様々な味わいを作ることでミードの文化を根付かせようとしている。谷澤さんが造るミードには、糖度が低い規格外品の蜂蜜が使われている。温暖化に伴う湿度の上昇などで水分が十分に飛ばず、その結果糖度の低い蜂蜜が増えているといい、谷澤さんはこうした蜂蜜をミードに活かすことで養蜂家を支援しようと考えている。糖度の低い蜂蜜は発酵しやすく、蜜本来の爽やかな香りが出やすくなるといい、谷澤さんはこの特徴を逆手に取って商品開発を進めた。そうして完成したミードを今年2月にポーランドで開かれたコンテストに出品し、日本勢初の最高位を受賞した。谷澤さんはミードの普及を通じて、養蜂家や果実の生産者などの1次産業の活性化でも繋げたいと考えている。
