ことしのバレンタイン商戦がすでに始まっている。キーワードはカカオ豆の価格高騰。クリスマスのケーキでも伝えたが、チョコレートの価格が確かに上がっている。こうした中で商戦に臨むデパートなどを取材してきた。都内のデパート。ことしもたくさんの種類のチョコが並んでいる。数百円のチョコレートから1万円を超えるものまであったが、ことしは商品価格が去年より平均でおよそ10%上がっている。背景にはカカオ豆の価格高騰がある。生産地での不作が主な原因で先物価格は去年4月に前年の4倍以上の水準に。その後下がったが、最近もまた高値が続いている。そこでデパートも工夫を凝らしている。チョコの量を減らしつつ別の菓子や果物と組み合わせた商品の数を去年に比べて2倍に増やした。消費者が手に取りやすいよう小分けにして価格を抑えたものも用意した。