急成長を遂げるバングラデシュの総選挙。野党不在でも公正な選挙は行わるのか。南アジアのバングラデシュは世界でも最貧国とされていた。最近は、6パーセントの経済成長が続いている。人口は1億7000万人で若い世代も多い。その市場は海外から注目されている。おとといの総選挙で勝利したのはハシナ首相。15年にわたり長期政権を築いてきた与党。野党は構成な選挙ではないと、抗議デモを続けて選挙のボイコットを呼びかけてきた。与党のアワミ連盟は過半数の議席を獲得。ハシナ首相は4期目に入ることになった。高い経済成長を実現した実績がある。格差の広がりがある。貧困層は何も変わらないとあきらめの声がある。最大野党のバングラデシュ民族主義党は、選挙をボイコットした。去年から激しい抗議デモを実施し、一部が暴徒化した。ハシナ首相は治安部隊を出動させ抑え込んだ。これまでに野党側の1万人近くが逮捕された。その中には拷問を受けたり、行方不明になる人もいた。バングラデシュ民族主義党の弁護士の男性は、党員たちは逃げ惑っているとのこと。与党は議席の7割余りを獲得した。投票率は、全回の80パーセントを大きく下回り、40パーセントとなっている。ハシナ首相は自由で公正な選挙が行われたと述べている。