石破総理とトランプ大統領の首脳会談が行われたG7サミット会場のカナダから中継。関税交渉について日本政府として自動車関税の見直しを最重視するなかトランプ大統領も自動車への思い入れが強いため石破総理からは隔たりが埋まらないことへのもどかしさを感じた。会談後取材に応じた石破総理は問いかけに対してではなく自ら「我が国にとって自動車は大きな国益」と例示し国益を守るために最善の努力を重ねると強調、周辺からは「25%すべての撤廃は困難」「せめて10%近くに下げたい」とした。来月には参議院選挙が控える中政府与党内からは関税で合意すれば追い風になるとの声がある一方で安易な合意はマイナスとの慎重な声もある。石破総理は今回のトランプ大統領への直談判できるチャンスを活かし大枠での合意を打ち出したい考えていたが持ち越しとなった。石破総理は来週オランダでのNATO首脳会議に出席の考えでトランプ大統領と顔を合わせるが交渉関係者は具体的な合意の目処は話していない、国益重視で腰を据えてやるしかないと話している。