生鮮食品の宅配サービスを行っている企業。野菜や果物などの食材を詰め合わせ36万人以上の顧客に配送している。食材は全国約4000の農家から直接仕入れている。この日食材を調達するバイヤーたちが宮城県産のパプリカについて検討を行っていた。このパプリカは一部が高温で早く育ちすぎ、その後日照不足になったことから、十分色づかずまだら模様になったという。味に大きな違いはなかったため、この食材を使った調理メニューを開発できないか議論されていた。会社では農家と協力して調達する野菜の種類を変える試みも進めている。担当者が訪れたのは群馬県で大根や長ねぎなどを作っている農家。5年前に畑の2割を新しい作物に転換してもらったという。それが普通のレタスより小ぶりなミニロメインレタス。その特徴は暑さに比較的強いこと。収穫までにかかる期間は通常のレタスの半分程で、高温にさらされるリスクを低減できるという。去年は暑さを乗り越え十分な収量を確保することができた。しかし、今年は猛暑は乗り切ったものの豪雨が相次ぎ一部が病気になってしまったという。