パリ五輪。今大会、日本にとって第1号のメダルとなった柔道女子48キロ級の角田夏実にインタビュー。女子48キロ級では谷亮子以来、20年ぶりの日本選手としての金メダル。角田は「雲の上の存在のような方なので、そのあとに続けてすごいうれしいと思っている」、カギとなった試合について「フランス・ブクリとの試合は、対戦が決まってからずっと研究をし続けて、絶対そこが鍵になるなと思っていたので、決勝のように気持ちを入れて戦った」、金メダル候補としてライバルたちから技を研究される中で“ともえ投げ”を貫いた思いについて「自分の持てる力、持てる技を出していきたいなと思ったので、今回は“ともえ”と関節技で勝ちたいと大会の前から決めていた」と述べた。31歳での初出場、階級を52キロ級から48キロ級に下げ、東京オリンピックを逃す経験もした。この3年間を振り返り「階級を落として、減量とかもあってきついときもあったが、今こうしてみると本当に階級変更して、諦めずに戦ってきてよかったなと思った」「(今井優子コーチの存在)自分がきつくて嫌になったときもしっかり向き合ってくれたので、本当支えてくれた」、日本の皆さんへ「本当に何度も諦めそうになったが、たくさんの人の応援で最後まで戦えて金をとることができた。階級を変更して、一歩踏み出す勇気を出せたことが私の成長につながったかなと思っている」と述べた。