男子ストリート決勝で堀米雄斗が金メダルを獲得、2連覇を達成した。堀米はラン終了時点で4位、ベストトリックでは3本連続で着地に失敗しこの時点で7位、1位との点差は96.98点だった。しかしラスト1本で技を成功させ、今大会最高得点の97.08点を獲得、大逆転の勝利となった。堀米雄斗は東京五輪で金メダリストとなったが、その後のルール変更に苦しんだ。東京五輪では「ラン」と「ベストトリック」のうち高得点4つの合計点で争ったが、パリ五輪では「ラン」の高得点と「ベストトリック」の高得点2つで争うことになった。堀米は「ラン」が苦手だったため新たな採点方式は逆風となった。5月に中国・上海で行われたパリ五輪予選シリーズでは予選落ち、ランキングも五輪圏外へ転落した。しかし練習を重ね、五輪予選最終戦で大逆転でパリ五輪出場を決めた。プロスケートボーダー・荒畑潤一はベストトリックの大技について「堀米しかできないトリック」などと話す。堀米は「ここに来るまで諦めかけたこともあった。1%位の可能性だったと思うがそれを最後まで信じて五輪でもやってこられて、最後に実ってすごく嬉しい」などとコメント。