パリ五輪。レスリング女子50キロ級。東京五輪金メダル・須崎優衣は国際大会デビュー以来、海外選手に一度も敗れることなく94連勝。小学1年生からレスリングを始め、高校時代には同世代に敵なし。2021年東京五輪では初出場の大舞台で圧倒的強さで金メダル。ライバルたちから研究される対象となったが、大学時代の盟友たちがコーチとして支えた。防戦一方の相手に得意のタックルが身を潜め、須崎優衣はまさかの初戦敗退に茫然自失。積み上げた94連勝に、五輪の舞台で初めて土をつけられた。須崎優衣は「本当に申し訳ない気持ちとここで終わってしまったのが信じられないです」など謝罪の言葉を繰り返したが、元ライバルで解説・登坂絵莉も「胸を張ってほしいなと思います」とコメントした。