パリパラリンピック。陸上競技で躍動したのが女子砲丸投げ決勝に登場したパラリンピック初出場の齋藤由希子選手。斎藤選手は2歳の娘を持つママさんアスリート。生まれつき、左肘から先がなかったという齋藤選手が砲丸投げと出会ったのは中学生の頃。片手で投げられ、障害があっても対等に戦えるという魅力にひかれていく。その後、大学でパラアスリートに転向。世界記録を二度更新するなどしたが、斉藤選手のクラスは2012年のロンドン大会以降、除外となり、パラリンピック出場を果たせないでいた。そんな中、プライベートでは元コーチと結婚、出産。すると自身のクラスがパリ大会で復活することが決まった。夫の協力を得ながら、パリパラリンピックの出場権を獲得した。そしてきのうパリパラリンピックで最後の6投目でこの日最長の11メートル61を記録。見事4位に入賞した。