パリ五輪女子やり投金メダリスト・北口榛花の凱旋パレードが、きのう北海道旭川市で行われた。約4万8000人が声援を送った。65m80のビッグスローを決めパリオリンピック陸上女子やり投で日本人初の金メダルを獲得した北口。先週、五輪後初めて北口が地元北海道に凱旋しパリーグクライマックスシリーズ1stステージ第1戦:日本ハム×ロッテ(エスコンフィールドHOKKAIDO)で始球式を行った。背番号は金メダル獲得時の記録にちなんで65.80。五輪の時のように手拍子を要求。やり投をほうふつとさせる放物線のノーバウンドで見事、ストライク。満面の笑みで大役を果たした。北口は「本番になってちゃんと投げられて良かった」とコメント。きのうはパリ五輪女子やり投金メダリスト・北口榛花の生まれ故郷の北海道旭川市で凱旋パレードが行われた。パレードが行われたのは商店街の約1km。市民ら約4万8000人が詰めかけた。この場所でのパレード開催にはキーパーソンの存在があった。パレード前日、商店街組合の会議には「ワイド!スクランブル」水曜コメンテーター・杉村太蔵氏の姿が。旭川出身の杉村氏は今年6月に組合の理事長に就任していた。旭川平和通商店街振興組合・杉村理事長は「市長がパレードをやるといってくれたので、“開催場所は買物公園(商店街)でお願いする”と言ってきた」と語った。杉村理事長の思いを支えた加藤健太副理事長は「外への発信力は一番あるので現地で調整するのは僕の役目と思っている」と語った。2人の連携で北口の凱旋パレードが実現。旭川市民の思いを受け取った北口は「来年、世界陸上が東京である。金メダルを取って帰ってきたい」と語った。