田中佑美選手に注目。世界陸上代表に最も近いハードル選手だ。パリ五輪での経験を通して、スピード強化のために接地の改善に取り組んだという。接地とは地面に足が着いている瞬間のこと。踏みこんだときに地面からの反発力を活かすことが重要。そこで、平地よりも接地時間が増える坂ダッシュに取り組み、地面を蹴る力を強めた。また、台を使った矯正も行った。足裏の内側と外側に均等に重心を乗せ、体のコントロールを良くするためだ。足裏全体を使った接地は、スピードアップなどにつながるという。田中選手は「後悔ないように一生懸命頑張りたい」などと語った。