COP29は日本時間のきょうからアゼルバイジャンで始まり、190を超える国と地域が参加する見通し。今回は先進国が途上国の温暖化対策を支援するための資金について、来年以降の目標とする金額や、負担の在り方などを巡る議論の行方が大きな焦点となる。12日からの首脳級会合にはおよそ100の国や地域から首脳が参加し、ウクライナのゼレンスキー大統領やロシアのミシュスチン首相の参加も予定されている。一方で、米国大統領選挙で勝利したトランプ氏は就任後、再びパリ協定から離脱する方針と見られ、世界第2位の温室効果ガスの排出国である米国の今後の協力が不透明となっている。各国が深刻化する気候変動に対し、一致した対応を示せるかが焦点。