- 出演者
- 膳場貴子 駒田健吾 中西悠理 杉浦みずき 唐橋ユミ
オープニング映像。膳場は「今週、冷戦時代を彷彿とさせるような光景も繰り広げられた」などとコメントした。
中国、ロシア、北朝鮮のトップが66年ぶりに北京に集結した。トランプ大統領は不快感を示している。今から66年前、北京で開かれた中国建国10周年式典では毛沢東、フルシチョフ、金日成が並び立った。今回、抗日戦争勝利80年記念式典に中国、ロシア、北朝鮮のトップが集結した。ICBMや極超音速ミサイルなど100種類以上の兵器が披露された。20か国以上の首脳が見守ったが、厚遇ぶりが目立ったのは北朝鮮。記念撮影では習主席夫妻の両隣にプーチン氏と金正恩氏が並んだ。北朝鮮がロシアに接近する中、中国と関係が冷え込んでいたがパレード中も談笑し、翌日には首脳会談を行った。アメリカ・トランプ大統領が金正恩氏との会談に意欲を示した直後のことだった。プーチン氏は大統領専用車に金正恩氏を招き入れ談笑。首脳会談でもロシアのウクライナ侵攻を軍事的に支援する北朝鮮との関係をアピール。今回、中国での振る舞いがトランプ氏の癇に障ったのは3人だけではなかった。金正恩氏と同様にプーチン氏の大統領専用車に招かれた“人物”がもう一人いた。
金正恩氏と同様にプーチン氏の大統領専用車に乗ったもう一人の人物はインド・モディ首相。上海協力機構・首脳会議に出席。プーチン氏と手をつなぎ、習主席に歩み寄ると3人で親しげに話し合う様子も。インドメディアは「いじめっ子トランプへのメッセージ」、「結束の証」などと報じている。ロシアから大量の石油などを輸入していることなどを理由に突出した規模のトランプ関税を突きつけられているインド。中国も歩調を合わせるかのように習主席は「冷戦思考や陣営の対立、いじめ行為に反対する」などと述べた。上海協力機構の首脳会議には20か国以上が参加。中国がじわじわと求心力を強める動きを見せている。
中国では今回、軍事パレードに先立ち中国とロシアが主導する上海協力機構の首脳会議も開かれた。上海協力機構の関係国のうち軍事パレードも参加した国は16か国。軍事パレードの参加を見送った国はサウジアラビアなどの中東諸国やインド、トルコ。上海協力機構の関係国ではないものの軍事パレードに参加した国は東南アジアやアフリカの国が目立つ。トランプ大統領は中国、ロシア、北朝鮮について「アメリカに対して悪だくみをしている」と不快感を示している。上海協力機構で中国やロシアに接近する様子を見せたインドに対してもトランプ氏は「インドとロシアを暗黒の中国に取られた」と不満を示している。藪中さんは「中国が主役なんだということを見せつけたい。ルールは自分たちが作るというメッセージが感じられる」、「問題はこの3人とトランプさんが並んでも違和感がない」、「非常に心配しているのはインド」、ジャーナリスト・青木さんは「習近平さん、プーチンさん、金正恩さんの3人のスリーショットはちょっと衝撃的」、「注目なのは北朝鮮。核の問題もやっかい」などとコメントした。
石破おろしの決着に向け臨時総裁選をめぐる最後の攻防が行われた。トランプ関税を巡る合意文書に署名した赤沢経済再生担当大臣。これを受けて金曜日、石破総理は「『トランプ大統領をぜひ日本に招待したい』という内容の親書を赤沢大臣を通じて届けた」と述べた。火曜日に開かれた両院議員総会。石破総理は総裁選後の党内融和や少数与党としての野党との調整により「自分らしさを失った」という恨み節。参院選総括の報告書では敗北の原因として物価高対策や裏金問題などへの反省が並んだ。自らの責任について石破総理は「しかるべき時にきちんとした決断をする」などと述べた。政治ジャーナリスト・後藤氏は「ある種の強気に転じたんだと思う」などと述べた。続投への意欲が“石破おろし”の動きをさらに刺激した。
参院選総括を終えても“石破おろし”に屈しない総理に対し自民党内で大きく動き出した事実上のリコールの要求。臨時総裁選は国会議員と都道府県連代表の過半数の要求で実施できる。水曜日、麻生派の集会で麻生最高顧問は「総裁選挙の前倒しを要求する書面に署名、そして提出をすると決めている」などと述べた。2日後には麻生派に所属する鈴木法務大臣が閣僚として初めて臨時総裁選の要求を表明。平デジタル大臣は「派閥残した人たちが得をするとか流れを作るということでは自民党が先祖返りをしてしまう」と述べた。政治ジャーナリスト・後藤謙次氏は「勝ち馬に乗りたいというのが徐々に加速をしてだんだん実態としても増えてきている」などと述べ、キーマンとなるのは小泉農水大臣だと指摘した。小泉大臣は「党内の一致結束につながる環境を作らなければならない」などと述べた。あす、臨時総裁選を要求する議員は署名した用紙を自民党本部に持参する。
この先予想される具体的なシナリオを紹介する。あす、臨時総裁選の意思確認が行われる。臨時総裁選は国会議員と都道府県連代表の過半数の要求で実施される。政治ジャーナリスト・後藤氏は3つのシナリオが予想されると分析する。要求が過半数を超えた場合、石破総理は辞任し総裁選にも出馬しない。要求が過半数に至らない場合、総理は内閣改造と党役員人事を進めることになる。一方昨夜、石破総理は総理公邸で菅元総理、小泉農水大臣と会談した。後藤氏の取材によると菅氏は「辞任したほうがいい」と迫ったという。後藤氏は意思確認を待たず石破総理が退陣を決意する可能性もあるという。元村さんは「総括文書に目を通した。よくまとまっていると思った」、「解党的出直しを思っている人が少ないんじゃないか」、谷口さんは「世の中とのズレをすごく感じる動き」、「親分どなたでも負けていたと思う」などとコメントした。
きのう行われた悠仁さまの成年式。男性皇族のみ行われる成年式は40年ぶり。悠仁さまは加冠の儀で成年用の冠を初めて身につけられた。40年前行われた秋篠宮さまの成年式。今と大きく違うのは男性皇族の人数。当時、皇位継承者は9人。今や悠仁さまを含め3人となっている。2001年に愛子さまが誕生したが、皇位継承は男性のみ。2005年、小泉内閣は皇室典範に関する有識者会議を設置。「女性天皇」「女系天皇」容認の報告書が提出された。報告書を受けて小泉氏は皇室典範の改正を目指す方針を表明。しかし翌年に悠仁さまが生まれると小泉氏は改正を急ぐ必要はないとした。議論は「皇族の数維持」へと移った。2005年には黒田清子さん、最近では小室眞子さんも皇室も離れた。皇族が減り続ける中、去年からは安定的な皇位継承について議論を始めたが、今年の通常国会でも議論はまとまらなかった。
皇室の現状を紹介。圧倒的に女性が多い。皇位継承権を持つ男性は3人。2005年には政府の有識者会議では「皇位の安定的な継承を維持するためには女性天皇・女系天皇への途を開くことが不可欠」と結論付けられていた。悠仁さまが誕生してからは議論は進んでいない。去年から始まった与野党協議では「女性皇族が結婚後も皇室に残る案」、「旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案」の2つの案をもとに意見が交わされた。元村さんは「2005年の結論はある意味画期的に踏み込んだ。あれから20年」、「皇族って国民との距離がすごく近くなっている」、「一刻の猶予もない」などとコメントした。
ジェノサイド条約にはイスラエルも批准している。谷口さんは「研究者協会は戦争の発端となったハマスのイスラエル攻撃については国際犯罪であるときっちり述べている。ジェノサイドはたとえ自衛であっても正当化されないと書いてある」、「見捨てるっていうのが一番良くない」、元村さんは「注目したいのはイスラエルの国内にあるユダヤ人でつくる人権団体も、この行為はジェノサイドだと言っている」、「もう一つは国連の機能不全」などとコメントした。
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4日、木曜日。日米間税合意をめぐりアメリカ・トランプ大統領は自動車などの関税を引き下げる大統領令に署名した。これにより自動車と部品の関税は27.5%から15%に引き下げられる。また日本は相互関税について15%未満の品目は一律15%に、15%以上の品目は据え置く特例措置を受けるとしている。80兆円の対米投資については「アメリカ政府によって選定される」と大統領令に明記された。藪中さんは「安定したということで良かった。投資ですよね、巨額の投資をアメリカにやる。結果的にはアメリカの言う通り。対等な国同士の文書じゃない」などとコメントした。
4日、木曜日。歌手・橋幸夫さんが肺炎で亡くなった。82歳だった。1960年「潮来笠」でデビュー。吉永小百合さんとのデュエット曲「いつでも夢を」、「霧氷」で日本レコード大賞を2度受賞。舟木一夫さんや西郷輝彦さんとともに御三家と呼ばれ人気を博した。所属事務所は今年5月、橋さんがアルツハイマー型認知症と診断されたことを公表していた。
本日のご意見番は高橋尚子さんと上原浩治さん。
プロ野球。残り約20試合となりセ・リーグは阪神が優勝目前。パ・リーグはソフトバンクにマジックが点灯した。ソフトバンクは楽天戦で海野が先制タイムリー。ソフトバンクは孫オーナー、王球団会長の御前試合で勝利。ソフトバンク2-1楽天。
2位の日本ハム。同点の6回、野村が放ったがキャッチされ、飛び出していた2塁ランナーの清宮が戻りきれずダブルプレー。走塁ミスで得点が奪えなかった。オリックス3-1日本ハム。日本ハムが敗れソフトバンクの優勝マジックが16になった。
ロッテと対戦した西武。西川が先制ホームラン。5回にタイムリーヒット、7回に2点タイムリーと西川の活躍で西武が4位浮上。西武4-0ロッテ。
セ・リーグ2位の巨人は先発の井上が1回に2本のホームラン。中日に大きくリードを奪われた。9回には代走が盗塁失敗で2アウト。しかし岡本、岸田、中山の3連打でチャンス。代打の坂本がタイムリーを放った。吉川尚輝もタイムリー。巨人5-4中日。
DeNAは6回、投手陣がヤクルト打線に3点の先制を許した。山本が2ランを放ったが接戦を落とした。ヤクルト3-2DeNA。
優勝目前の首位阪神。佐藤輝明のタイムリーで同点。6回、森下が勝ち越しタイムリー。9回、46試合連続無失点中の石井のピンチを佐藤輝明が救った。阪神はきょう勝てば史上最速の優勝が決定する。藤川監督は「さあ行くかというところ」などとコメントした。
優勝する条件を紹介。史上最速優勝の記録は今から35年前の巨人の9月8日。上原浩治は「2位以下に喝を入れてください。17ゲームはちょっと」、「阪神はけが人がそんなに出ていない」、パ・リーグについて「まだ正直わからない。チャンスは全然ある」などとコメントした。
