2024年の世界の平均気温が観測史上最も高く、産業革命以前と比べて1.5℃以上上昇した初めての年になったことが明らかになった。EUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」によると2024年の世界の平均気温は観測史上最も高くなった。温暖化対策をめぐる国際ルール「パリ協定」では産業革命以前からの気温上昇を1.5℃以内に抑える目標を掲げていたが、2024年は1.6℃上昇し初めて1.5℃を超えた。人類の活動により温室効果ガスの濃度が高まったことなどが主な要因としている。コペルニクス気候変動サービスは「迅速に行動すれば、まだ未来は変えられる」と訴えている。