予選リーグ2敗と未だに勝ち星がないバレーボール女子日本代表。準々決勝に進出するためには、ストレート勝ちが絶対条件だ。相手は、ケニアだ。1セットも落とせない日本は、立ち上がりからキャプテンの古賀を中心に攻め立てる。スパイクなどで立て続けにポイントを奪い流れに乗ると、1度もリードされることなく第1セットは日本が圧倒だ。しかし、第2セットは、ケニアが怒涛の追い上げを見せる。そんな空気を変えたのが、チームをけん引してきた古賀だ。結局、ケニアを3-0のストレートで下し、望みを繋いだ日本。今大会での現役引退を表明している古賀は、コート上で泣き崩れ、試合後に「今日はキャプテンとか考えずにバレーボールが大好きな古賀紗理那として戦った」と答えた。日本は、グループリーグ3となり、きょう行われるアメリカとフランス戦の結果次第で準々決勝進出が決まる。