2024年8月4日放送 7:30 - 8:55 フジテレビ

日曜報道 THE PRIME
【ロシア訪問鈴木宗男氏生報告…政府苦言も成果は】

出演者
梅津弥英子 橋下徹 松山俊行 安宅晃樹 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
柔道混合団体 悲願の金は?

パリオリンピック柔道混合団体決勝で、日本がフランスに敗れて2大会連続の銀メダルとなった。阿部選手と斉藤選手のコメントを紹介。

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パリ五輪 柔道混合団体が銀メダル

柔道混合団体が銀メダルを獲得した。橋本さんは「すみませんって言わせてしまうような僕らみたいな外からのプレッシャーみたいなものがすみませんって思ってしまう」などと話した。大会9日目は卓球女子シングルスで早田ひな選手、バドミントン女子のダブルス、フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得。

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”渡航禁止”なのに鈴木宗男氏また訪露

ロシアがウクライナへの侵攻を開始して以降、政府はどんな目的であってもロシアへの渡航をやめるように国民に求めているが、先月28日から参議院議員の鈴木宗男氏がロシアを訪問。去年10月に続いて2回目となる鈴木氏のこうした動きが波紋を広げている。けさはゲストに鈴木宗男さんをお迎えして釧路からリモートで参加をしてもらう。果たして鈴木議員はなぜ駄目と言われてもロシアに行くのか、真意を本人に直接伺う。先月30日、ロシアの首都モスクワ、取材に応じたのは鈴木宗男氏。ロシア高官との会談で自身の行動が評価されていると胸を張ったその交渉の中身が、元島民らが北方領土の先祖の墓を訪れる北方墓参が見送られている問題。さらに北方四島周辺で行う、日本船による漁業再開など。

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モスクワ(ロシア)釧路(北海道)
再びロシア訪問…鈴木宗男氏の”真意”

鈴木宗男氏のロシア訪問は日本の国益につながると思うか?青:つながると思う、赤:つながると思わない、緑:どちらとも言えない。政府は現在モスクワを含むロシア全域に渡航中止勧告以上の危険情報を出している。林官房長官もどのような目的であれロシアへの渡航はやめるよう国民に求めている。それでもロシアに行く理由を鈴木氏は「これはお願いであって法的規制や処分を受けるものではない。議員外交はこんな時だからこそ行わなければならない。日露関係は戦後最悪と言われているからこそ誰かが首の皮を繋げなければいけない」等と説明。筑波大学教授・東野篤子氏は「ロシアのような国は自由な発言をしたら拘束されてしまうかもしれない。日本国民がそういう目に遭ったら怖いから行かないでくださいってお願いをしている。鈴木先生のようにロシアと仲が良く拘束される可能性がない方であれば行くこと自体は阻めないと思う。ただ行って何をするのか。ウクライナ戦争を止めさせなければということを戦略を行ったロシア側に戦略を止めるように言ったのかということだと思う」等と指摘。鈴木氏は先月28日~31日にかけてロシアの政府高官らと相次いで会談を行っている。その中で北方四島の元島民による墓参りについても説明があったという。鈴木氏は「ロシア側から墓参については1986年の枠組みは残っていると。しかし2022年9月5日をもって枠組みが入っているビザなし交流は破棄したと言われた。つまり実際には墓参の実施手段がない」等と説明した。

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再びロシア訪問…鈴木宗男氏の”真意”/ロシア経済の実態 制裁に”効果なし”?/ロシアのGDP伸びた理由/ロシア経済はいま…インフレ急加速/景気失速の懸念は/好景気いつまで続く/混迷のウクライナ情勢 ”停戦”の行方は/”停戦”条件は…プーチン氏の”戦略と思惑”

視聴者アンケート「鈴木宗男氏のロシア訪問は日本の国益につながると思う?」つながると思う13%、つながると思わない77%、どちらとも言えない10%。政治家はロシア側とコミュニケーションをとらないといけないと橋下さんが言う。正しい情報を発信しなければいけないと東野教授がいう。あなたよりも経験を積んできたと鈴木宗男さんが東野教授に言った。

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ロシアの経済はどうなっているのか。ロシアに関しては欧米各国が経済制裁を行っているが、高い経済成長が実現している。なぜなのか。2023年のGDP成長率、米国2.5%、日本1.9%、ユーロ圏0.4%という中でロシアは3.6%。なぜロシア経済は好調なのか。一つの要因が内需企業の台頭。マクドナルドがロシアから2022年5月に撤退したが、直後に、ロシア版マクドナルド「フクースナイトーチカ」の営業を開始、ロシアにあったマクドナルドをロシアが買収したもので本家よりも人気が拡大している。他にもスターバックスにそっくりな「スターズコーヒー」、ユニクロではなく「ジャストクローズ」、ケンタッキーフライドチキンを模した「ロスティクス」、ダイソンを模した「ダイショップ」が拡大。賃上げ率も増加傾向。そんな中、頭を抱える課題も。インフレが急加速、どんなものが値上がりしているのか。ロシア・プーチン大統領は「インフレの脅威は依然として高い、しかし我々は傾向を観察しており、これらはインフレ低下に好ましい傾向を示している」と話している。

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インフレがどのような動きなのか見ていく。ロシアによるウクライナ侵攻が始まったのが2022年の2月だった。2カ月後の4月にはインフレ率は17%まで上がった。1年後2023年の前半には2%台まで低下したが、直近の6月は9%近い値だということで、日本2.8%、米国3%と比べるとロシアのインフレ率が高いかということがわかる。なぜ、これまでのインフレとなっているのか。今のロシアならではの事情がある。継続するウクライナ侵攻によって労働者が不足している。ウクライナによるとロシアは毎月3万人の兵士を動員していると伝えている。また、これに加えて徴兵を回避するために数十万人もの人々がロシアから国外に逃亡しているという。インフレを抑制するためにロシアも動きを見せている。先月の29日にインフレを抑制するため政策金利を2%引き上げて18%とした。こうした経済状況を専門家はどう見ているのだろうか。ピクテ・ジャパンのシニアフェロー・市川眞一氏は「ロシア経済は今は好調だが、戦争は究極の消費、さらに長期化すれば労働力や物資が不足してインフレ圧力がより高まり苦境に陥る可能性がある」と指摘している。

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ピクテ・ジャパン筑波大学

ウクライナで実施された最新の世論調査の結果、平和実現のために領土を譲歩してもよいと答えた国民がこの2年間で10%から32%に増えていることが分かった。ゼレンスキー大統領はウクライナ国民が望むなら住民投票で決めることができる、しかし領土放棄は最善ではないと言っている。

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キーウ国際社会学研究所ヴォロディミル・ゼレンスキー

ロシアの停戦条件がプーチン氏から発せられた。東部、南部4州からなるウクライナ軍の完全撤退、ウクライナがNATO加盟交渉を断念すること、ウクライナの非軍事化非ナチス化というウクライナとしては到底、飲めないような状況も最後通牒に近いような内容になっている。停戦はあるのか。キーウ国際社会学研究所はウクライナ戦争の結末について、ウクライナが南部2州を奪還、NATOとEUに加盟、利亜は南部2州クリミア占領を示したところ、国民の57%が許容できると答えた。

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混迷のウクライナ情勢 ”停戦”の行方は

ウクライナのシンクタンク、キーウ国際社会学研究所が示したシナリオ、鍵になるのは、NATO加盟だと弁護士の橋下徹がコメントした。西側の政治家はNATOの加盟をふまえて、ロシアと話すべきだという。北方領土問題も課題だという。

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”最も解決に近づいた” 北方領土交渉の裏側

ロシアに関しては日本との間では北方領土問題がある。北方領土問題について最も解決に近づいたというシンガポールでの安倍、プーチン会談の舞台裏を当時の外交ブレーンが明かしている。2018年11月、シンガポールでプーチン大統領と会談した安倍元総理。この会談に立ち上がったのが当時、国家安全保障局長を務めていた谷内正太郎氏。安倍政権の外交の中枢にいた谷内氏が2018年の合意の時点が最も日ロが接近した時点だったという認識を示した。

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北方領土「二島返還論」で歩み寄りも…/北方領土返還…ロシアにどう向き合うか

北方領土「二島返還論」についてのトーク。鈴木宗男さんは「シンガポール合意でしか日露の平和条約の締結はない」とし、「当時は毎月安倍晋さんと日露問題について意見交換を行い、安倍総理は3年かけて様々な意見を聞いて出した結論がこのシンガポール合意」など話した。また、シンガポール合意については「1956年の日ソ共同宣言に基づいて平和条約交渉を加速させるもので歯舞群島と色丹島の返還を求めるもの」などと説明した。宮家邦彦さんは「プーチンさんにとってはNATOが重要であった。だからこそ彼はウクライナに侵攻していった」などとし、「残念ながら当面の間は領土交渉は膠着状態が続くだろう」などとコメントした。

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スタジオトーク

北方領土問題に関するスタジオトーク。東野篤子さんは「ウクライナの東部・南部の4州の状況を見ていると、ロシアは一度抱え込んで占領した領土は返さない。日本の状況と非常に似ている。地理においては日本とウクライナは同じ問題を抱えている」とし、「ウクライナの状況は決して日本にとって他人ごとではない」と述べた。これに対して松山俊行さんは「一方的な現状変更を許したらそれは日本にも影響してくるということを東アジアも警戒しなければならないということですよね」などと返答し、東野さんは「おっしゃるとおり」とさらに返答した。

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”オリンピアンの涙” フェンシング江村が出場

フェンシング江村が女子サーブル団体3位決定戦に出場。相手はフランス代表選手たち。団体戦は1チーム3人総当たりの9試合で構成され、1試合3分、45点先取となっている。序盤日本はフランスの金・銀メダリストに先攻され苦しい展開に。リザーブメンバーの尾崎とオリンピック初出場の高嶋が追い上げをみせ、日本が逆転。エースの江村が勝利し、銅メダルを獲得した。

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”オリンピアンの涙” 満身創痍の3位決定戦

卓球女子シングルス3位決定戦では早田ひながシン・ユビンと対戦。準々決勝で左腕を負傷した中で挑んだ。第1ゲームを落とし迎えた第2ゲームで逆転し、ゲームカウントは1対1に。続く3ゲームと4ゲームを連取し、銅メダルに王手をかけた。ゲームカウント3対2で迎えた第6ゲームで勝利し、銅メダルを獲得した。

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”オリンピアンの涙” 女子ダブルス3組目の快挙は

バドミントン女子ダブルス3位決定戦では志田選手と松山選手がマレーシア代表選手たちと対戦した。第1ゲーム序盤は主導権争いがあったが徐々に日本側のペースにし、第1ゲームを取った。第2ゲームでも攻め続けリードを奪った。マッチポイントの場面で勝利し、銅メダルを獲得した。

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”歓喜と悔しさ” 戦いの後に見せる選手の涙

予選リーグ2敗と未だに勝ち星がないバレーボール女子日本代表。準々決勝に進出するためには、ストレート勝ちが絶対条件だ。相手は、ケニアだ。1セットも落とせない日本は、立ち上がりからキャプテンの古賀を中心に攻め立てる。スパイクなどで立て続けにポイントを奪い流れに乗ると、1度もリードされることなく第1セットは日本が圧倒だ。しかし、第2セットは、ケニアが怒涛の追い上げを見せる。そんな空気を変えたのが、チームをけん引してきた古賀だ。結局、ケニアを3-0のストレートで下し、望みを繋いだ日本。今大会での現役引退を表明している古賀は、コート上で泣き崩れ、試合後に「今日はキャプテンとか考えずにバレーボールが大好きな古賀紗理那として戦った」と答えた。日本は、グループリーグ3となり、きょう行われるアメリカとフランス戦の結果次第で準々決勝進出が決まる。

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”オリンピアンの涙” 宿敵アメリカとの激闘

3大会ぶりのメダル獲得へ。グループ2位で通過したなでしこジャパンは、準々決勝で宿敵アメリカ女子代表と対決した。今大会、最多得点を記録しているアメリカを相手に前半、日本は守りを固めてカウンターを狙う。試合は、スコアレスのまま後半へ。日本は一気に攻勢を強めてアメリカゴールに迫る。しかし、お互いに決め手を欠き、試合は延長線へ。ここで、日本はピンチを迎える。アメリカの決定期を守護神山下が、ファインセーブし、ピンチをしのいだ日本。しかし、右サイドでパスを受けたアメリカのロドマンが、ドリブルを仕掛けてゴールした。これが、決勝点になった。120分の激闘の末、日本はベスト8で大会を去った。

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柔道混合団体 ”東京は銀” 悲願の金へ

柔道混合団体の初戦。6人が階級ごとに戦い、先に4勝をしたほうが勝利するという総力戦。初戦のスペインで、阿部は開始1分半ほどで、技ありを取られたが試合残り1秒で、技あり1本で勝利。 そして、第3試合、1階級上の70キロ級に出場した高市。続いて、今大会・銀メダルの村尾と2連勝して勝利目前まで迫った日本だが、70キロ超級の高山、そして、最終戦の斉藤も技ありを取られ2連敗。試合は、代表戦にまでもつれた。代表選は、抽選で選ばれた階級の選手によって決着をつけるが、表示されたのは女子70キロ級。第3試合で勝利した高市に託された。1分22秒に小外刈りで勝利した。準決勝に進んだ日本は、ここから勢いづき、2戦目のセルビアを4-1という大差で下し、メダル射程圏内に。

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