車いすテニス界のレジェンド、NHKパリパラリンピック2024アスリートナビゲーター・国枝慎吾さんが、今回の大会に向けて進められてきた、パリの街のバリアフリー化について取材した。パリ市は、7年前から道路の段差を小さくするなど、バリアフリー化を加速させてきた。国枝さんは、その取り組みを伝えるパリ市主催のツアーに参加した。点字ブロックには柔軟性があり、凹凸があってもスムーズに通ることができる。子どもたちや障害のある人も安心して進めるよう、歩行者専用道路を増やしている。交通機関のバリアフリー化も推進していて、市内を走るすべてのバスが昇降口にスロープを備えている。国際パラリンピック委員会・パーソンズ会長は「バリアフリー化は進んだが、閉会式までに完了するわけではなく、努力し続けることが重要」などと話した。