NYタイムズが発表した「2024年に行くべき52か所」で山口市が3番目に選ばれた。1番目は月が地球に最も接近するため4月に皆既日食が広範囲で見られる北米全域。2番目はオリンピックが開催されることで世界中が注目するフランス・パリ。そして3番目が山口市だった。山口県の中心に位置する山口市は室町時代に守護大名の大内氏が京の都をまねて山口の街づくりをしたという。ニューヨーク・タイムズは京都に観光客が殺到するなか、“西の京都”とも呼ばれる山口市は600年の歴史を持つ「山口祇園祭」が行われると評価した。さらに国宝の「瑠璃光寺五重塔」などの名所を紹介し京都以上に興味深いとした。山口市役所の観光課に話を聞くと問い合わせが相次いでいるという。そして今後増えるであろう外国人観光客への対応については「通訳案内士をコロナ禍で育成してきたので、そういったものを活用しながら対応していけたらと思う。」と話した。一方、“西の小京都”と呼ばれるのが山口市のとなりの萩市。今回の結果についてどう思っているのか聞くと「萩市は小京都というよりは毛利の城下町というところで、山口市の小京都とは違った魅力がある。ライバル心は無いと言ったら嘘になるかもしれないが、萩市も負けずに情報発信をして海外の方も含めて萩の魅力をPRしていきたい。」と話した。