勝ったほうがパリ五輪への切符を手にするなでしこジャパン対北朝鮮の一戦。きのう試合開始2時間前、東京・国立競技場の前に多くの北朝鮮サポーターが集結していた。アウェーにも関わらず、北朝鮮側のゴール裏チケット3000枚は完売。試合は前半26分、フリーキックのボールをヘディングでつなぎ、こぼれ球を押し込んで日本が先制。前半45分、北朝鮮のヒールシュートをキーパー・山下杏也加がゴールラインぎりぎりでかき出すスーパーセーブ。前半を1-0で折り返した。後半32分、日本がサイドから攻め込み追加点。後半36分に隙を突かれ北朝鮮にゴールを許すも、2ー1で試合終了。日本が勝利し、2大会連続6度目のオリンピック出場を決めた。試合後、北朝鮮・リ・ユイル監督は「同胞の皆さんに良い結果をもたらすことができず申し訳ありません」と涙を浮かべた。また韓国メディアの質問を拒絶し、審判の判定に不満をもらした。けさ、北朝鮮「労働新聞」では、日本での試合について異例の報道があった。