デジタルチームはまず、火災前のデータなどを使ってバーチャル空間に精密な大聖堂を再現。火災後、ドローンやスキャナーを使って焼けた天井など被害の状況をくまなく撮影。さらに、崩れ落ちた木材や石材などがどこに落ちたのかも詳細に記録。そして、バーチャルの大聖堂に各分野の専門家が入って、焼け残った部材がどこにあったかを探り出し、組み込むシミュレーションが可能となった。こうしたことが工事の大幅な効率化につながった。そして、今回の修復の過程をデジタル化することによって、ノウハウを後世に残すことができるという。
© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.