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「パリ(フランス)」 のテレビ露出情報

アナクサゴラスの難問を解くにあたり、鍵となるのが定規とコンパス。この2つを組み合わせて相似の図形を作図すれば、どのような自然数や分数、果てはルートの長さも作図できる。だが、ルートの長さを作図するには一つのルールがあった。それは「長さαが作図できれば、長さルートαも作図できる」というもの。これを前提にアナクサゴラスの難問に立ち返ると、「定規とコンパスだけで長さルートπは作図できるか?」という難問は即ち「定規とコンパスだけで長さπは作図できるか?」ということを意味する。しかし、アナクサゴラスはどのような手段を以てしても「長さπ」を作図することができなかった。
アナクサゴラスが解けなかったこの難問に対し、「πの征服者」の異名で呼ばれた19世紀のドイツ人数学者、フェルディナント・フォン・リンデマンは全く別の方法でアプローチした。リンデマンはコンパスと定規で作図が可能な長さ、即ち自然数や分数、ルートにはそれぞれに対応する方程式が存在すると考えた。1/3は3x-1=0の解であるし、ルート2はxの2乗-2=0の解という具合だ。これらは「代数的数」と呼ばれ、コンパスと定規で作図できる長さは代数的数にしか含まれていないと考えたのである。であれば、πが代数的数でないことが証明できれば「長さπ」を作図することは絶対に作図できないことが明らかになる。リンデマンはπが代数的数でない数、「超越数」であることを証明し難問を解こうと考えたのである。
代数的数については古代ギリシャから19世紀に至るまでの時代に様々な数学者がアプローチを試みてきた。虚数iでさえ「xの2乗+1=0の解」となる代数的数だ。なら、「超越数」とは一体何なのか?それを探るための試みは18世紀の頃から始まっていた。当時の数学者たちは「円周率π」と「自然対数の底e」は超越数であると考え、「自然対数の底e」が超越数であることを証明するための研究を始める。当時の数学界におけるリーダー的存在であったジョゼフ・リウヴィルは人工的に超越数を作り出すという方法でこの問題に挑み、「リウヴィル数」を生み出す。これにより、リウヴィルは「超越数」の存在を世に証明したのである。
リウヴィルによる超越数の発見から30年後、シャルル・エルミートは「自然対数の底eが超越数ではなく代数的数である」と仮定して対応する方程式を書き出したところ、式に矛盾が生じることを発見。これにより、背理法を用いて「自然対数の底e」が超越数であることを証明した。この結果を元に、フェルディナント・フォン・リンデマンは「αが代数的数ならばeのα乗は超越数である」とするエルミート・リンデマンの定理を提唱。この定理によれば「πは代数的数である」と仮定した場合、代数的数である虚数iとπを乗算した際に「i×πが代数的数ならばeのiπ乗は超越数」となる。しかし、この結論はオイラーの公式「eのiπ乗=-1」と矛盾してしまう。ここから背理法によって「πが代数的数ではなく超越数」という結論が導き出せる。こうして、人類はπが超越数であることを証明したのである。
「円周率π」と「自然対数の底e」が超越数であることを証明した数学者たちはその後も超越数探しに明け暮れたが、現在までに発見できたのは極わずかだ。しかし、ドイツ人数学者のゲオルク・カントールは「自然数の個数∞自=超越数の数は実数の個数∞実よりも圧倒的に少ない」と証明。ここから、自然界に存在する数の大半は未だ人類が知らない超越数であり、我々のよく知る代数的数はごく一部に過ぎないということが明らかになった。この未知の分野を探るため、現代の数学者たちは超越数を分類しようと考えた。マキシム・コンツェビッチは超越数の中には積分記号で表せるものとそうでないものがあることを発見し、積分記号で表せる数を「周期」と命名。この試みは今後の数学を飛躍的に進化させる可能性があると期待されている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年12月28日放送 3:20 - 4:59 NHK総合
BS1スペシャル独占告白 渡辺恒雄〜戦後政治はこうして作られた 昭和編
読売新聞グループのトップ・渡辺恒雄にインタビュー。この時93歳だが、社論の方針や重要事項を自ら指示。中曽根康弘元総理大臣とは昵懇な関係に。自らの墓碑銘も中曽根に書いてもらったそう。番組では、渡辺へ複数回にわたりロングインタビュー。
読売新聞グループのトップ・渡辺恒雄にインタビュー。初日は2019年11月22日。生まれは1926年。11歳で日中戦争が始まり、[…続きを読む]

2024年12月27日放送 21:00 - 22:00 NHK総合
ニュースウオッチ9(ニュース)
空の便の状況について羽田空港国際線・出発ロビーから報告。パリやグアム、ドバイなどへ向かう便が出発する予定で、多くの人たちが搭乗手続きを進めている。航空各社によると年末年始、最大で9連休も見込めるということから、国際線の予約数は、前の年と比べて約24%増えている。

2024年12月27日放送 13:55 - 15:49 TBS
ゴゴスマ(ゴゴスマ)
12月30日から公開の映画「グランメゾン・パリ」から木村拓哉、鈴木京香、沢村一樹が生出演。映画の見どころを紹介。新作スペシャルドラマの放送告知。鈴木京香はフランス語は大変だったがホテルの窓からエッフェル塔が見えたと撮影のエピソードを語った。

2024年12月27日放送 10:25 - 13:55 TBS
ひるおびエンタメfun
来週月曜日公開 映画『グランメゾン・パリ』。フランスでも撮影が行われ、日曜劇場『グランメゾン東京』のその後を描いた作品となっている。新キャストとして正門良規さん、オク・テギョンさんが起用され、沢村一樹さんが感激して泣いてしまうほどの作品と完成度の高さ話す様子も見られる。

2024年12月27日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,THE TIME,マーケティング部
木村は「本場パリという場所で日本人の僕らが海外のお客様を相手にフランス料理を作るっのは大きなハードルにもなっているが、ハードルが高ければ高いほど越えがいがあるというか」等とコメント。映画「グランメゾン・パリ」2024年12月30日公開。

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