中医協は今日総会を開き、iPS細胞を使った再生医療製品「リハート」を公的医療保険の適用対象とし、1回の治療にかかる価格を5320万円とすることを承認した。「リハート」は、大阪大学発のベンチャー企業「クオリプス」が開発した心筋細胞シートで、虚血性心筋症という重い心臓病の治療に使われ、心機能の改善などが期待されている。国内での製造販売が条件付きで承認されていて、総会に出席した委員からは、今後も適切な価格のあり方を検討していくほか、治療実績などの調査を適切に実施するよう求める意見が出された。厚生労働省によると、今年9月以降医療機関などの準備が整えば、順次公的医療保険を適用した治療が受けられるという。iPS細胞を使った再生医療製品をめぐっては、大阪に本社がある製薬会社「住友ファーマ」が製造販売し、パーキンソン病の治療に使われる「アムシェプリ」も今年5月、保険適用の対象とされ、「リハート」とともに、世界で初めて実用化されることになる。
