トランプ氏・バイデン氏の支持率を紹介した。そんな中、連邦高裁は、連邦議会襲撃事件でトランプ氏の免責特権を認めないとしている。共和党は、グラミー賞を計14回受賞しているなど世界的アーティストのテイラー・スウィフト氏を警戒しているとみられている。1月上旬、保守系FOXニュースの番組に出演していた政治評論家のジェシー・ワターズ氏が、「テイラー氏は国防総省の心理作戦チームのエージェントだ」と話し、トランプ支持者も「テイラー氏が大統領選挙で工作員として有権者を操ろうとしている」とテイラー氏を批判した。去年9月、アメリカの全国紙USA TODAYも「テイラー氏は大統領選挙をひっくり返すだけの力がある」と報じていた。テイラー氏は、2018年の中間選挙のとき、SNSで、LGBTQなど性的少数者の権利を擁護するため、民主党の支持を表明し投票を呼び掛けた。すると、呼び掛けから48時間で民主党の有権者登録が約24万人増え、そのうち18～29歳が約10万人だったという。また、テイラー氏は、2020年5月にXで「人種差別の火種を大統領任期中ずっと煽った私達があなたを落選させてみせる」、10月には「バイデンに投票する」と投稿した。海野さんは「バイデンさんの支持者層に若者がいないので、テイラーさん頼りなんですよね。テイラーさんの思想もバイデンさんと一致していますしね」などと話した。
2月11日、アメリカではプロフットボールの王者決定戦「スーパーボウル」が行われる。番組の視聴率は例年40％を超えており、テイラー・スウィフト氏の恋人のトラビス・ケルシーも出場する。保守系メディア司会者は、「テイラー氏が試合のハーフタイムに登場し、バイデン氏支持を表明するだろう」とXに投稿した。1月中旬Xを中心に、生成AIで作成されたテイラー氏の性的な偽画像が拡散された。Xの責任者は、一時的な措置として、先月29日までテイラー氏の名前を検索できないようにした。ホワイトハウス報道官も議会に法整備の加速を呼び掛けている。海野さんは、拡散したタイミングを考えると、トランプ支持者が拡散させた可能性があると考えている。海野さんは「共和党はテイラーさんに政治関与するなとメッセージを送っていますが、私はテイラーさんは11月にまた何らかのメッセージを出すと思っています。