石破総理大臣は就任後、初めての外国訪問としてラオスを訪れ、ASEAN(東南アジア諸国連合)との首脳会議に出席し、安全保障分野で協力を強化していく考えを示した。また各国の首脳と個別の会談や立ち話を行い、このうち中国の李強首相とは、あらゆるレベルで意思疎通を重ねることを確認した一方、東シナ海の情勢や日本周辺で活発化している中国軍の活動に深刻な懸念を伝えた。さらにEAS(東アジアサミット)では、ロシアや中国を念頭に法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化する重要性を訴えた。一連の日程を終えた石破総理大臣は、12日午前1時半、政府専用機で羽田空港に到着した。衆議院の解散を受けて各党は事実上の選挙戦に入っていて、石破総理大臣は今日は日本記者クラブ主催の「党首討論会」に臨む。