蒲田駅前で出会ったのは若い女性2人組。タクシー代を支払う代わりにいぶきさん(26歳)の家までついて行った。名前は両親が初デートした滋賀県・伊吹山にちなむ。標高1,377mの日本百名山のひとつ。ウェディングのフォトグラファーで顔が似てると言われるひょうろくが好き。大森の家まで推定距離は4.7km、料金は2,400円だった。自宅は築27年の1Rで家賃は73,000円。ウニの貝殻がたくさんあった。ビジュアルが可愛くて好きだという。ひょうろくが3体いた。お風呂はガラス張りで部屋からまる見えだった。カメラは趣味にしていた父の影響で始めたという。家族の写真やパタンナーだった母がコレクションしていたポストカードが壁に飾ってあった。母は乳がんが全身に転移し、いぶきさんが高3の時に40代半ばで亡くなった。最後は自宅で過ごし、亡くなる5日前がいぶきさんの誕生日だった。その時には会話ができない状態だったが、口がちょっとだけ動いていたという。
