17歳のプロレーサー野田樹潤はヨーロッパで戦い、昨年「ユーロフォーミュラ」第4戦で優勝した。女性ドライバー初の快挙だった。父・英樹さんは元F1レーサー。娘をサポートするため家族でヨーロッパに移住し、キャンピングカーで各地を転戦している。一般的なチームは10名ほどのメカニックやスタッフが帯同しているが、樹潤のチームは父が監督を務めメカニックは2人だけ。母の雅恵さんもスタッフとして働いている。運営費はトップチームの半分以下。節約のため食事もすべて自炊している。樹潤が目指すのは女性ドライバー初となる国際F3クラスでの年間チャンピオン。これまでの12戦で4勝をあげ2位につけている。