17歳のプロレーサー野田樹潤はヨーロッパで戦い、昨年「ユーロフォーミュラ」第4戦で優勝した。女性ドライバー初の快挙だった。父・英樹さんは元F1レーサー。娘をサポートするため家族でヨーロッパに移住し、キャンピングカーで各地を転戦している。一般的なチームは10名ほどのメカニックやスタッフが帯同しているが、樹潤のチームは父が監督を務めメカニックは2人だけ。母の雅恵さんもスタッフとして働いている。運営費はトップチームの半分以下。節約のため食事もすべて自炊している。樹潤が目指すのは女性ドライバー初となる国際F3クラスでの年間チャンピオン。これまでの12戦で4勝をあげ2位につけている。

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Zinox F2000 Trophy 2023ビジェヴァノ（イタリア）ユーロフォーミュラオープン

オープニング映像。

2023年11月上旬、樹潤はイタリア・ミサノのレースに出場した。第13戦をトップでゴールした樹潤は年間総合ランキングで暫定1位に立った。第13戦の2位はライバルのベルタで、最終戦で敗れれば年間チャンピオンを奪われる状態だった。

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Zinox F2000 Trophy 2023ミサノ（イタリア）

年間チャンピオンをかけた最終戦、樹潤はスタートでライバルのベルタにかわされ2位となったが、先頭を走っていたベルタが周回遅れの車と接触しコースアウト。樹潤は1位でゴールし女性初の年間チャンピオンに輝いた。年間チャンピオン獲得を喜んだ樹潤だったが、目標はF1だと話した。レースを始めたのは3歳のとき。小学生まで様々な習い事をしてきたが、レースだけは負けると悔しかったと話した。シーズンオフも樹潤はトレーニングを行っていた。レース中最も負荷のかかる首のトレーニングでは、前後左右いかなる方向の負荷にも耐えられるよう首を鍛えた。帰るとプロ用シュミレーターでトレーニング。さらに夜は動体視力と反射神経を鍛えるトレーニングも行った。

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Zinox F2000 Trophy 2023

2023年12月、樹潤はF2クラスのスーパーフォーミュラのテストに参加した。

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スーパーフォーミュラ東京国際空港鈴鹿サーキット

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