イスラエル・ネタニヤフ首相は「軍事作戦の劇的な変化だ」と述べているが、レバノン南部の要衝・ボーフォート城の制圧はどんな意味があるのかを解説。ボーフォートはイスラエルの国境から約5キロの場所に位置し、ヒズボラの重要な拠点で抵抗のシンボルとされるナバティエに近い場所。ボーフォートは過去にはイスラエルが1982年のレバノン侵攻から2000年まで掌握していて、制圧はそれ以来となる。イスラエルはこれまでリタニ川までの地域でヒズボラを掃討するとしてきたが、ネタニヤフ首相は29日、リタニ川を越えて前進したとしてレバノン南部での地上作戦を拡大させている。イランは4月からのアメリカとの停戦でもレバノンでの戦闘停止を条件としてきた。また暫定的に一致したとされる覚書でもレバノンでの完全な停戦が盛り込まれているとしていて、交渉の次の段階に進むために満たされるべき条件として掲げている。一方、イスラエルはヒズボラへの作戦は自衛の権利だとして引き下がる姿勢を見せていない。
