10年もの国債の利回りがきょう30年ぶりに3%を超えた。証券会社では顧客からの問い合わせや注文が相次いだ。上昇背景にあるのは、日銀の早期の利上げ観測や、日本の財政状況への懸念の強まりなど。長期金利上昇により利払いの負担が重くなるのが住宅ローン。フラット35の今月の適用金利は、最長35年ローン最低金利が3.46%に引き上げられた。現在の算出方法になって最高水準だ。ネット銀行代理店では返済計画の相談が相次いでいる。長期金利上昇はなぜ加速したのか。市場関係者が指摘するのは、片山財務相や日銀の植田総裁が相次いで行ったベッセント財務長官との会談だ。日本側に伝えた内容についてアメリカ財務省高官は、「利上げの道筋を明確に示すことが重要だと強調した」などと話した。こうした発言が市場に伝わり、日銀の早期利上げの観測が一段と強まり、長期金利上昇につながったとみられる。ベッセント財務長官の発言の真意について峯田さんは「アメリカ長期金利への影響を懸念しているのでは」などと指摘。財政規律の維持が重要だとの考えを伝えたものとみられるそう。
