かつて取材したカスンバ・デニスさんは、アフリカ・ウガンダという野球未開の地で、練習相手もままならない中、ドラム缶を使って下半身を鍛えたりブロックを投げたりと独特するトレーニングをSNSに投稿し、大谷翔平がフォローした貴重な人物。大谷がフォローしているほとんどはチームメートなどスーパースターだらけ。そんなカスンバさんにメジャーも注目。先月、MLBへの道一歩目となるドラフトリーグから招待状が。今月からメジャーの下部組織の練習に参加することになった。番組はカスンバさんのメジャー挑戦に密着した。カスンバさんが入団したのはフレデリック・キーズというオリオールズ傘下のチーム。カスンバさんはチームメートと打ち解けられずにいたが、大谷にフォローされていることがチームメートの間で話題となり、大谷の話で盛り上がるなどして打ち解けることができた。その一方で、一人で練習していた弊害が生まれていた。カスンバさんのポジションはキャッチャー。ストレートはキャッチできるが、変化球を投げられると捕れない。そんなカスンバさんをチームに呼んだ理由について球団監督は「カスンバは誰よりも一生懸命頑張る。野球を学びたいという熱意。上達したいと心から願っている。私の子供にもカスンバの野球に対する情熱を学ばせたいくらい」と話した。カスンバさんは夢への扉を開くきっかけを与えてくれた大谷に感謝状を書いた。この感謝状をドジャースのリポーターであるキルステン・ワトソンさんに託した。大谷に感謝状を渡したその日、大谷は5試合ぶり15号ホームランを放った。