加藤が小説を書き始めたきっかけはA-Studioだという。ゲスト出演した二宮和也が事務所に直談判してオーディションを受け「硫黄島からの手紙」の出演が決まった話をしたのを見て、加藤も事務所に電話して小説を書きたいと訴えた。来月までに書いてこいと言われて書いたのがデビュー作「ピンクとグレー」だった。藤ヶ谷太輔は加藤の担当編集者・高尾真知子さんに取材。取材エピソードを交えながら、加藤が新人作家としての下積み時代を振り返った。加藤は2020年に発表した小説「オルタネート」で第164回直木賞にノミネート、第42回吉川英治文学新人賞を受賞した。小説家がいれば、NEWSが話題になると思ったという。それまではグループに引っ張ってもらったと感じていた。