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出演は加藤シゲアキ、今村翔吾、小川哲ら作家3人。3人は能登半島の被災地を支援するためチャリティー小説を企画。人気作家10人が短編を寄せた「あえのがたり」を出版。加藤と今村が知り合ったのは、加藤の父が今村のファンであったことがきっかけ。アイドルになった後に作家デビューした加藤。逆風も大きかった一方、「裏口入学」ともいえるデビュー方法に申し訳無さを感じたことも。加藤自身もタレント作家には不満を持っていて、1作だけ書いて辞めるような人に特に不満を感じるそう。
オープニング映像。
話題は小説家になった理由について。加藤のきっかけは、「作家って格好いい」と高校生の頃に思ったこと。その頃は若い小説家も増えており、知的な印象に憧れるように。今村は家業を継ぐ形で30歳までダンススクールの講師をしていたが、その頃から作家になりたい思いを抱えていた。講師時代に生徒から「夢から逃げている」と言われたことが契機に。小川は東京大学の研究員をしていたが、仕事が嫌で小説家に。「どうデビューしたら作家として生存できるか」という戦略で、ライバルが少ないSF小説の道に。
話題は小説家になる条件について。挙がったのは「小説を読む人」「話が面白い人」など。小川は「人間嫌いは多いが 話がつまらない人はいない」「編集者には話がつまらない人もいる」「話が長い人は小説も長い」など指摘。話題は3人が縁深い直木賞について。受賞経験がない加藤は「とらなきゃしょうがない」というプレッシャーを感じているが、2度落選。小川は2回目で受賞。「賞を目指すために小説をかくのはダサい」と指摘された今村は、「夢を追うデメリットは 叶わなかったときのダサさだけ」と反論。
話題は「40代に向けた変化」について。今村は「小説家は心技体が必要」とし、その黄金比が揃っているうちに司馬遼太郎が描いたテーマに対抗できる作品を作ることが目標と表明。小川いわくSF作品の肝は発想力。ほとんどのアイデアは星新一や筒井康隆などの先人に出し尽くされている現状があるうえ、脳の性能に衰えも感じているそう。加藤は、アイドルとしての「賞味期限」を考えて小説家デビューしたことを明かした。
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話題は休日の過ごし方について。加藤は休日には釣りや麻雀をして過ごしているそう。3人とも麻雀好きと判明。加藤は「脳のスペックが落ちる前に覚えておきたい」という思いで麻雀を始めたそう。小川の趣味はテレビゲーム。休みがなく趣味もないという今村は、小説を書く理由について「お金のためではない」「みんなと何かをやるのが趣味」など明かした。加藤の楽しみは、次回作に向けた案を考えること。
新刊「ミアキス・シンフォニー」で様々な愛の形を描いた加藤。7年がかりで完成させた。話題は「なぜ小説という方法で表現するのか」について。小川は「1人で生活したい」と漫画家を志したが、絵が描けず挫折して小説家に。この経緯から、小説をラップのような「持たざる者の逆襲」と表現。これに同意する今村は、「売れてポップになると人気がなくなる」などの共通点を指摘。3人いわく小説は書けば書くほど表現がうまくなる。小川が「上達を気づかれないことが上達」と指摘すると、ほか2人も同意。加藤はアイドル作家ゆえ上手さにとらわれていたが、その意識が外れてからはのびのびと書けるように。
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