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出演は現代美術家の松山智一、ゆず・北川悠仁&岩沢厚治。松山の個展は5月11日まで麻布台ヒルズで開催中。ゆずの16作目のアルバム「PEOPLE」では、ジャケットデザインを松山が担当。アリーナツアーのステージアートビジュアルも松山が手掛けた。3人が一緒に仕事していた頃はコロナ禍で、現場は混乱。コンサートの開催自体が危ぶまれたことも。北川によると松山はタフ。夜遅くまで休憩無しで作業を続けていたと証言。松山はコロナ禍直前に帰国し、拠点の米国へ戻れず作品づくりが停滞。そこでリモートを駆使して作った新作が「コロナ大作」。
オープニング映像。
話題はコロナ禍での創作活動について。曲作りを2人で手掛けるゆず。北川は「コロナ禍で規則正しく生活できるようになった」と振り返った。曲作りでは「0から1を生み出す瞬間」があり、それを派生させて仕上げていくという。松山は作品を作るに当たっては、思いつきで紙に文字を書く。その言葉の意味を長く考えているうちにアイデアが浮かぶという。負のループに入らないよう、「ながら作業」を重視。かつてはスランプに陥り、作品を自ら破壊したことも。
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米NYを拠点ニ活動する松山。スタジオには若いスタッフがたくさんいて、過去に見学した北川は「すっごい楽しそう」「風通しの良い感じ」など話した。松山はスタッフとの関係を「楽しいぶつかり稽古」と表現。若手スタッフから作品について指摘されることも。作品を作るプロセスそのものを楽しむような感覚で、路上ライブにも近いものがあるという。もともとスノーボードに打ち込んでおり、米国でも生活。そのころに大怪我をしたことを機にアートの世界へ。ストリートでの活動には当初は恐怖もあったが、次第に慣れてくるように。
かつて路上ライブで活動していたゆず。きっかけは、社会と接点がない状況に危機感を覚えたこと。当初はライブが楽しかったが、次第に進路に悩んでライブハウスのオーディションなどを受けるように。同じくストリートアーティスト出身の松山について、北川は「ビジネスではないクリエイティブの楽しさを作品から感じる」などコメント。
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2023年、青森県で行なわれた松山智一の個展にゆずがサプライズで登場。アートと音楽の垣根を超えた交流を今も続けている。その日はゆずのデビュー記念日。ゆずファンも多く来場。北川が「僕らが感じているアートの面白さを 僕らをフィルターにして伝えたい」という思いがあることを明かすと、松山は「2人の作品が内包できる魅力」にすごみを感じたことを明かした。
3人は48歳で同い年。長丁場のツアーなどを乗り越えるため北川が意識しているのは、生き方をシンプルにすること。松山は加齢とともに時間のなさを意識するようになったそうで、北川も「若い頃に馬鹿みたいにあった時間はどこへ?」と同調。最近は仕事のことを考えない時間を設け、読書や映画鑑賞などしているそう。岩沢は麻雀が趣味というが、北川は仕事以外に趣味がないのが悩み。
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