バイデン大統領の激しい怒りの矛先は、身内ともいえる民主党議員。党内へ広がる大統領選撤退論への対決姿勢をむき出しにした。過去にはタラップを上る際、何度もつまづくなど度々健康を不安視させるバイデン大統領。言葉に詰まる、言い間違いなどの失態などが目立った先月のテレビ討論会をきっかけに、健康不安説は一段と強まっている。翌日に行われた支持者集会でも、強気な言葉とは裏腹に咳き込む場面が目立った。しかしその後、行われた単独インタビューでは、疲労や風邪が原因だったと釈明。一方で依然として9人の下院議員がバイデン氏の大統領選からの撤退を求めていて「党内の意見は一致していない」という。現在81歳、再選を果たせば退任時には86歳となるバイデン氏。大統領選まで4ヶ月を切る中、今後、選挙戦はどのように進むのか。