自由自在にまるで生き物のように動き回るたくさんの折り紙を描いた約3分の短編映画「Origami」。先週、イギリス・ロンドンで開催された学生アカデミー賞で銀賞を受賞、51回を数える歴史の中で日本柵人の受賞は史上初の快挙。来年のアメリカ・アカデミー賞 短編映画部門の選考対象に入るなど世界から注目されている。監督を務めたのは22歳の金森慧さん。「昔からやっていた折紙と高校から始めたCG、今まで頑張ってきたすべてがつながった」などと話した。CGアニメの技術で折紙を表現しようと思ったのが制作のきっかけだという。折紙が折られる様を表現するのはこれまで技術的に困難とされてきたが、折紙を繊細なCGアニメーションで表現したことが高く評価された。風間さんのGREAT POINTは「技術的な困難を克服!折紙への深い知識と愛」。金森監督のこだわりは実際の紙で折ることができるものだけを作品の中で使いたいとの思いが強かったそうで、CGに取り掛かるまえに実際に折紙を作り、紙で構造を確認しながらCGを作り上げリアルさを追求。もう一つのこだわりは折紙の動き。ほとんど1人で約9か月かけて制作した。映画は動画サイトで公開中。