ファミリーマートのコンビニエンスウェアが老若男女に受け入れられた理由をぶっちゃけ。「他のブランドよりも大きめのサイズで作ったから」。試着ができないので、大は小を兼ねるよう大きめのサイズで作った。ボトムはゴムや紐でサイズ調整できる。スタジオ出演したファミリーマートの須貝さんは靴以外は全部コンビニエンスウェアだった。大手アパレルブランドとの違いを調査した。1つ目は売り場。商品は包装するのが決まりなので、見本を置いている。声がけ・試着ができないので透明パッケージを採用。商品を着用したモデルの写真を展示することで着用イメージを共有している。モデルも老若男女・外国人を起用して様々なお客さんに対応している。2つ目はデザイン。本社で週に1・2回午前9時~午後5時までみっちり打ち合わせを行う。デザインをすべて手掛けるのはパリコレにも参加したアパレルブランド「FACETASM」創業者の落合宏理さん。2016年のリオ五輪では閉会式の衣装を担当した世界的デザイナー。海外で仕事をしていると、ファミリーマートの緑と青のコーポレートカラーが日本を象徴するカラーと感じる。クールな印象もあり、靴下にこの色のラインを採用したという。日本では当たり前のコンビニだが、24時間安全に買い物ができる場所は誇りを持つべき場所で、その象徴的カラーを取り入れた。コンビニエンスウェアを始めたのは日本で1.5兆円あるといわれるインナー市場に目をつけたから。これまでは雨に濡れたなど緊急時に購入する人が多かったが、商品価値を高めた商品を開発することで新たな客の取り込みを狙った。靴下をキッカケに新たなアパレルブランドを確立した。2~3月は春を感じる桜色・若草色にするなど季節が感じられる商品を発売。売上情報や客の声がすぐに届くので商品をアップデートする。国内に約1万6000店舗あるファミリーマートはアパレル店として数えると世界一の店舗数となる。多くの購入者データをデザインに活かしている。秋冬予定の新作「カーディガン」のサンプルを本邦初公開した。