フジHDの新役員候補発表 SBI北尾会長らは含まれず。ダルトン・インベストメンツはSBI HDの北尾吉孝氏ら12人を提案したが、1人も候補に入らなかった。新たな取締役候補は、元森ブル専務の堀内氏、弁護士の花田氏、ファミリーマート元社長の澤田貴司氏、フジテレビ柳敦史財経局長ら4人。SBIホールディングスの北尾会長兼社長は、先月、ぼくが乗り出した以上、白旗をふって逃げることはあり得ないという。フジテレビの清水賢治社長は、取締役の数を増やすことは適切ではないと判断したという。日枝さんがそっくりそのまま北尾さんに置き換わるようなものだという社内の声もあった。北尾氏の高圧的な姿勢に懸念が広がり、取締役となった場合、意思決定が難しくなると判断したという。北尾氏は、もしフジテレビ側がわたしに敵対するとしたらわたしも徹底的に勝負しますと言っていた。北尾氏は激怒しているという。ダルトンから取締役に提案されていたNEXYZ.Groupの近藤太香巳社長は、まさか北尾さんを外してくるとは思わなかったとコメント。泥沼になる可能性が高いとのこと。臨時株主総会も含めて、戦いになるだろうという。ダルトン側はフジテレビのい人事案に対し、当方と協議もなく全候補者に反対したのは遺憾だとコメント。真摯な検討があったとは到底思えないとフジ側の姿勢を批判。6月の株主総会に独自の取締役候補を提出することも検討するとみられる。委任状の争奪戦など激しくなる。