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「ファベーラ」 のテレビ露出情報

月収およそ3万円以下の貧困層の割合が3割を超えるブラジル。貧しい人たちが暮らすスラム街・ファベーラに太陽光発電が新たな光をもたらそうとしている。ブラジル各地に点在するファベーラは、急な斜面に家が積み重なるように建っているのが特徴。犯罪組織の拠点ともなっており、治安当局との銃撃戦や抗争事件がたびたび起きている。リオデジャネイロ市にはファベーラがおよそ1000か所あり、人口の2割にあたる160万人が暮らしている。この街で暮らすアダウベルト・アウメイダさんは、妻と3人の子どもと暮らしている。アダウベルトさんは仲間と共に、太陽光パネルを設置するNGO「ヘボルソーラー」を立ち上げた。活動の背景にあるのが、急激なインフレと電気代の高騰。ブラジルの消費者物価指数は、去年1年間で4.6%余りの上昇。電気代はことしも平均で5.6%上がると予測されている。しかも、公共の電線などから許可なく電気を引き込む「盗電」も横行している。アダウベルトさんたちは住民たちの負担を減らそうと、仲間たちと知恵を絞って、寄付金などを元に購入した太陽光パネルを公共施設の屋根に設置。電気を電力会社に売ることを考えた。住民で協同組合を設立し、発電した電気を電力会社に売却する。そこで得た収益を組合員である住民に分配する。この仕組みにより、住民は電気代の負担が平均10%減った。NGOはさらに、太陽光発電に関連して住民に電気技師の国家資格を取得する講座も開いている。資格の取得によって、ファベーラの人たちの雇用の安定と生活向上につなげようというねらい。ブラジルは、ことし11月にリオデジャネイロで開催されるG20サミットで議長国を務めることになっている。そこで貧困の撲滅を提唱し、モデルケースの1つに今回の取り組みが選ばれている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年4月5日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道SPOT LIGHT INTERNATIONAL
貧困率が3割を超えているというブラジル、その多くが住むとされる貧民街「ファベーラ」。犯罪組織の拠点ともなり、住民が銃撃戦に巻き込まれることもあるという。さらに電力の確保に関しては公共の電線から許可なく電力を引き込む「盗電」も横行している。そんな中、住民自らソーラーパネルを設置し、電力を電力会社に売るというプロジェクトが注目されている。ファベーラのあるリオデジ[…続きを読む]

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