去年を大幅に超える6000品目の食品の値上げが予定されている。物価高を乗り越える鍵となるのは賃上げだがきのう発表された実質賃金は4か月連続でマイナスとなった。2年半近く物価高に賃金の上昇が追いついていない。こうした中、初任給を引き上げる企業も出ている。ユニクロを展開するファーストリテイリングは初任給を3万円引き上げて33万円に。三井住友銀行は4万5000円引き上げて30万円にする方針。大企業は賃上げに前向きだが中小企業では賃上げはないという声もあり、第一生命経済研究所・新家義貴は「なかなか増えてこない状況に2025年もなるのではないか。2026年になれば賃金がはっきり物価を上回ってくるのではないか」と話した。