イギリスの経済紙・フィナンシャル・タイムズ14日、中国の李尚福国防相について、解任され中国当局の調査を受けていると結論づけたと報じた。中国では外相を務めていた秦剛前外相が7月に解任されている。李尚福氏は有人飛行プロジェクト総指揮や兵器調達部門のトップを歴任し、3月に国防相に任命されたばかり。政府や軍高官の解任/交代が相次ぐ習近平指導部。秦剛前外相は1ヶ月にわたり動静が公表されない状態が続いた後、7月25日に解任。中国軍えは核ミサイルを運用するロケット軍のトップの人事が発表させ、2人が同時に交代することに。中国外務省の毛寧報道官は、李氏は調査を受けているのかと聞かれ、状況を承知していないと答えた。神田外語大学の興梠一郎教授は「今回の李尚福氏もそうだが、こういった人たちがあっというまに消えてしまう」「突然失踪して更迭されてしまうと何を基準に仕事をすればいいのかとなる」などと説明した。
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