アメリカのトランプ大統領は1日、日本との交渉について不満を口にし、対日関税の引き上げを示唆した。日本は現在10%の一律関税が課されていて、一時停止中の相互関税と合わせて関税率は24%。今回のトランプ大統領の発言はこれを大きく上回る水準となる。トランプ大統領は9日の相互関税の一時停止の期限について延長しない考えを示した。ベッセント財務長官も1日、大統領はアメリカ国民にとって公平ではない取り引きは受け入れるべきではないと指示しているとし、日本とは現時点で合意できる状況にないとした。トランプ大統領の発言をうけて石破首相は、ひとつひとつについてコメントはしない、真摯な国益をかけて交渉を続けているとした。フィナンシャル・タイムズは世界4位の経済大国に対して関税を引き上げるという脅威は世界貿易戦争を再燃させる懸念を強めると報じた。
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