ノルウェー・ヘムネスベルケットへ。サーミの工芸家・ヨーンさんが見せてくれたのは「ドラム」で、サーミにとっては今後の行動などを占うことに用いられたという。昔からあったドラムは異端の象徴として燃やされてしまい、今はほとんど残っていないとのこと。そうした中でヨーンさんは現代のドラムを製作し、かつ街に残されたサーミ語を集めて学んでいるという。摩耶さんは自身が聞いてきたアイヌの歴史とサーミの歴史が重なることを感じたとのこと。そして摩耶さんはサーミのアイコン的存在であるマヤさんにインタビュー。マヤさんはトナカイの放牧をしながら、サーミ議会の議員としてサーミの土地を守る活動などを行っているという。マヤさんは「問題解決の場の中心にサーミがいることが非常に重要」などと話した。